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このところデモや政変報道というと、石油価格に直接影響が出易いアフリカや中東一色ですが、スペイン語圏でも確実に抗議行動が大規模化しているようです(第一回目と第二回目でご紹介したボリビアの、最新のデモの記事をご紹介します。

元の記事は2月19日のラ・ラソン紙です。

(本題)  9箇所の都市で物価高騰に抗議するデモ

(キャプション)抗議デモが行われたのはラ・パス、ポトシ、スクレ、ベニ、パンドなどの9都市。コチャバンバでは道路封鎖もありました。サンタ・クルスでは、教員らのみが参加。 

エボ・モラレスが大統領就任して以来初めてのボリビア中央労働組合(Central Obrera Boliviana。以下COB)が24時間のゼネストを呼びかけました。それに呼応してボリビアの主要都市9箇所が参加。主要なデモ参加者は製造業と教員たちでした。

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▲「鉱山会社は解決策を」と書かれた紙を持つ労働者達

(本文)ラ・パスでは、COBに所属する各業種の労働者達が、抗議デモに参加するためにに早朝からラ・セハ・デ・エル・アルト広場に結集しました。彼らは食糧価格を始めとする市内の交通運賃の高騰や政令21060の撤廃に対する抗議、そして高騰した生活費をまかなえる分の賃上げを要求しています。月々の生活費として一世帯あたり8309Bs程度かかります。

午前10時頃にはデモ隊はラ・パスの中心に向かって移動を始めました。教員たちは学校の授業を休講して参加しましたが、公共交通の運転手たちはデモ参加者たちとの衝突を怖れて撤退してしまいました。ラ・パスの同業者組合はCOBの呼び掛けに応じず、平常通りの商業活動をしていました。

教員たちがデモに参加していましたが、市内では通常通り授業が行われている地区がいくつかありました。また公共の乗り物の、至って平常運転を続けていました。

官公庁や市役所、企業では通常通りの業務が行われていました。しかし、COBのデモ行進が市内に入ってきたときは、安全確保のために扉を閉めていました。

バスターミナルでは外部からの車輌進入ができないように入り口を封鎖する措置をとりました。コチャバンバではもっと過激なデモが行われ、20箇所以上が封鎖され、車輌の運転手たちが自ら抜け道を探さなければなりませんでした。

オルロでは、中央労働部門(Central Obrera Departamental。以下COD)のハイメ・ソラーレス書記官の指揮の下、派手なデモ行動を起こして市の中心部を麻痺させてしまいました。

サンタ・クルスにおいては、テレビで中継されたとおり教員らのみがデモ隊に参加。生活費が窮乏していることを訴えていました。数ヶ月前の内部分裂したことがよく知られているCODは、ここでは不参加でした。

カミリでは、学校の授業は通常通りだったそうです。リベラルタとベニのデモ隊は製造業や公衆衛生関係者、二輪タクシーの運転手らだったとエルボル紙が伝えています。

プルス通信によると、タリハではCODに所属する37の団体の何百人もの労働者が抗議デモ行進に参加しました。彼らは日常生活品の物価高騰に抗議し、かつ"公正な"賃上げを、平和的に訴えました。デモ隊の労働者たちはCOBが採取する方法とアクションを支持することを約束しました。

CODが召集したデモは、それぞれのグループが幹線道路の北側にあるカンペシーノ市場の周辺に集合・合流し、最終的なデモ隊が午前8時に結集しました。ポトシでは異業種の労働者たちがストを実行し、午後には炭鉱労働者たちもデモ行進に参加を希望していました。

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▲Jornada.net掲載の写真

コビハでの抗議

コビハでは、終日抗議デモがありました。CODと青年協議連盟(Federación de Juntas Vecinales。以下Fejuve)のデモ隊は、ぺルラ・デル・アクレのラジオ業務を停止。コビハのでも隊集合場所は北部のカレトン広場でした。CODの中央執行部により召集されたもので、8時45分にはデモ行進が始まり、町のメインとなる広場には10時30分に到着しました。このデモ隊には、何千人ものぼる主に教員たちと保健関係の代表者らが参加していました。

ラ・パスでは爆竹も鳴らされた

ラ・パスでは正午近くになってCOBのデモ隊は爆竹や小型拳銃*を鳴らしたり「国家権力に寄生するエボ」などと叫びながら市の中心部に入っていきました。

COBのペドロ・モンテス書記官が指揮をした大群衆のデモ隊には、エル・アルト地区の地方労働中央委員会(Central Obrera Regional 。以下COR)や、製造業労働者や保健関係者、地域の教員ら、小規模の同業者組合、炭鉱労働者、ラ・パスとエル・アルトの公立大学、建設労働者、退職した年金受給者らも含まれていました。

霧雨が降る中、町の中心部から始まったデモ行進ですが、次第に雨足が強くなり、雨やどりをしながら行進を続けましたが、最終的には中断して終わりました。しかし、エル・アルトのフランクリン・トゥロチェCOR書記官は、夜間のデモ行進を予定しており、状況を見て次の行動を決定すると広報しました。

*小型拳銃:調べてみましたが、具体的にどんなものわかりませんでした。騒音がして、穴を開けたりする武器にもなるようなものだと理解しましたので、ここでは「小型拳銃」と訳しました。もし違うもので、どんなものかがわかったら、その時点でこの部分を修正いたします。


中立的なサンタ・クルス

サンタ・クルスでは、国と地域の教員だけが授業を休講にしてこのデモに参加しました。

CODに所属する労働者たちは不参加でしたが、教員達はセンセーショナルなデモ行進を実行し、雨の中9月24日広場に到着しました。運輸業者らは運賃の調整を要求して5日目のデモを行いました。

教員グループのリーダーのサウル・エスカラガ氏は、今回のデモは、高騰した物価に対応する賃金を求める闘争の始まりである、と述べました。

教員らは国家一般予算(Presupuesto General del Estado。PGE)の33パーセントを教育部門に充てることを要求しています。「サンタ・クルスには教員は33000人います。私達は地方と国に対して、物価高騰に歯止めをかけてほしい、公共運賃を上げないよう要求しています」と、前出のエルボル通信に語りました。

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上記の9箇所の都市はこのサイトで確認できました。結構散らばっています。

このデモを行う前に、労働者側は当局に対して要求を提出していたものの、副大統領からの返事が「拒否」だっため、行動を起こすことにしたそうです。全て訳していないため、訳文のご紹介はできませんが、ラ・プレンサ紙が報じています。

cob.jpg

エボ・モラレス大統領は、ボリビア初の原住民出身の大統領で貧しい人達の味方だったと記憶していますが、敵になってしまっていますね。

大統領に当選して初めてスペインを訪問したときのラフさ加減には大変たまげましたが、同時に「権力をかさに着ない」という印象づけもあったのかと思います。

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▲エボ大統領とホアン・カルロス・スペイン国王

この写真は初のスペイン訪問なのかわかりませんが、筆者の記憶ではこのデザインのセーターを着ていました。その後ボリビアではこのデザインのセーターが一時期流行したようです。

 



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Author:Read Spanish News
楽天ブログから引っ越してきました。10/13の記事は全て2011年に投稿したものです。
できるだけ日本語や英語で紹介されないような、マイナーな記事を選んでいます。たまに日本の記事をスペイン語に訳して紹介することもあるかもしれません。
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