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リビアの女性軍人のインタビュー記事をエル・パイス紙(El Pais)からご紹介します。 

 

(題)「私は慰安婦になるために軍に入ったのではありません」
インタビュー ナイマ・リフィ士官

 

 oficial_Ejercito_libio_Naima_Rifi_Tobruk.jpg

▲ナイマ・リフィ士官


(本文)カーキ色の軍服に合わせて、グリーンを基調にした服装。黄緑のベールをかぶりお化粧も緑のマスカラで睫毛を彩り、挿し色の口紅は控えめな色。しかし、以前は常に完璧にセットされた赤っぽく染めた髪とハイヒール姿が通常のスタイルだったそうです。
「執務中にベールをかぶることもあります。かぶった方が落ち着いた気分になることがあるんです」とリフィ。


ナイマ・リフィは、46歳。1986年以降ムアンマル・カダフィ政権の士官を務めています。私生活では息子が二人と孫が一人。反対勢力を支持しており「国のために忠実な自分を誇りに思う」と言います。
決断は決して簡単ではありませんでしたが、「決断に迫られていたのです。私たちは国と国民に対する忠誠を誓います。軍が寝返ったのではなく、政府の方針が変わったのです」。


リビアの首都・ベンガシで、市民の虐殺が起こっている事を知った時彼女は「考える時間の余裕などなかった」といいました。カダフィ大佐の反対勢力として指揮を執っているスレイマン・マムド将官の軍にすぐに加わりました。
この行動は、自分の首を絞めかねないことは十分承知の上です。それでも彼女は「私の命の方が自由と民主主義を求めて亡くなった人達の命のよりも尊いとは思いません」。リフィは息子や孫にも、口やかましいくらいに、この考え方を伝授しています。


カダフィ大佐を取り囲むアマゾネス部隊のような女性兵士達とはイメージが随分かけ離れた印象のリフィ。真面目で規律正しく、女性らしくかつプロフェッショナル。
写真撮影の間、軍服のしわを伸ばす時でさえも女性らしい仕草を忘れません。


彼女は「訓練された女性の話ですが、武器を使うときに彼(訳注: カダフィ大佐?)が個人的にテストしたらしいんです」と、話す時、彼女の眉間にはしわがよっていました。


「私達にはテストはありません。でも軍ではセクシャル・ハラスメントや虐待が横行しているにも関わらず、告発されることはない」けれど、リフィは「私は慰安婦になるために軍に入ったのではありません」と言いました。


リフィの任務は通信オペレーター。ずば抜けた能力で、同僚たちが抱えているトラブルの相談に乗り解決します。しかし、ここ数日の任務は戦線用のラインが塞がらないように務めることになってしまいました。
多くの男性軍人らは女性軍人が軍で能力を発揮する機会作りに協力してきました。そのおかげで、現在では軍の全体に女性軍人が配置されていると、リフィは強調します。


彼女は自分の職務は尊重されるべきだという考えの持ち主です。「1969年に革命が始まってからカダフィは自由のための戦いを指導してきました。10年後には軍に参加しました。私は公平な社会に向かって前進しているのだと思っていたんです」


プライベートに目を向けると、リフィの家系に軍人はいませんでした。彼女が初の軍人です。自慢の息子にはアミナという名前の女の子—彼女にとって孫---がいます。息子はリフィの後を継いで入隊。今ではベンガジの分遣隊将校です。

「女性も男性と同じ任務を遂行しているし、女性軍人の数は増加しているんです」と説明してくれたものの、何パーセントを女性が占めるのかは教えてくれませんでした。


だから困難な時期が到来したのです。「カダフィは私たちの軍を潰してしまい、民兵を導入しました。それは今起こっている事態を、つまり私たちがカダフィの敵になることを怖れていたからです」


リフィは微笑んだり、手でジェスチャーを交えながら話をします。


「カダフィは自分の息子達の忠誠を確固たるものにしたかったのです。本来の軍を消滅させて、その代わりに暴力的だったり悪党ばかりの軍隊にしてしまいました。分遣隊も隅に追いやってしまいました」と断言しました。また、外国との交流もなくなりました。
「初めの頃は私達も外国出張をしてましたし、外国からの将官達の訪問を受け入れることもありました。外国との情報交換をする機会だったのですが、大分前に終わってしまいました」。リフィは残念がります。


しかし「自分達だけを見つめるということをやめて、別の視点を持つべきです」と考えます。
「武装を拒否して、人々の信頼を失った」と、言い終わったところで自分の足を拳で殴りました。彼女はこの動乱への外国勢の介入に否定的です。それは「リビア国民の要求を却下することになるからです。でも、その決断を下せるのは私ではありません」


「革命が成功したら、富の分配がもっと公正に近づくでしょう。子供の教育の改善も。これまではカダフィの友達や体制寄りの人たちだけがその恩恵を享受してきました」
革命によって女性達がおかれている状況も変わるだろうと、リフィは考えています。「もっと自由になって、仕事もできるようになる。良質な教育が子供達に与えられます」。彼女は、孫のアミナが大きくなった時に外国を旅行をしたり、成功をつかんでほしいと願っています。


まだ小さいアミナは大人になった時に、お婆ちゃんがトブルク広場で「革命蜂起に参加」したことを覚えていないでしょう。それだけをとても残念がっていました。(敬称略)

---------

余計なお世話ですが、この記事のタイトルは内容にそぐわないと、個人的に感じました。リフィはリビア人として、軍人として、女性として確たる信念を持って行動していることが、前面に出ているからです。

 



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楽天ブログから引っ越してきました。10/13の記事は全て2011年に投稿したものです。
できるだけ日本語や英語で紹介されないような、マイナーな記事を選んでいます。たまに日本の記事をスペイン語に訳して紹介することもあるかもしれません。
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