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殺人事件がないことがニュース コロンビア

資料:El Universal 2014年12月22日
http://www.eluniversal.com.co/sucesos/siete-dias-sin-homicidios-en-cartagena-180227

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写真: マヌエル・アントニオ・デ・アルマス・マルティネスが今月14日に殺された現場の自宅

ヒットマンや強盗、衝動的な殺人などによる死亡者が、ここ7日の間出なかった。

「この7日間、カルタヘナでは殺人による死者が出なかった」
と、カルタヘナ郡警察署のカルロス・ロドリゲス・コルテス署長が発表した。昨年の12月は16日から21日の間にはカルタヘナで7人が殺人事件の犠牲者が出た。

また、昨年の12月に市内で殺された人数が24人だったのに対して、今年はまだ17人にとどまっている。
カルタヘナで起こった最後の殺人事件は、今のところポリカルパで殺された男性だ。

この男性はマヌエル・アントニオ・デ・アルマス・マルティネスといい、今月14日に73番通りの自宅の庭で襲われた。犯人は木材でマヌエルの頭と胸部を殴打。病院に搬送されたものの重傷により死亡した。犯人は未だ逃走中の未解決事件。

警察署の発表では今月の現行犯の殺人罪での逮捕者は5人で、残りの12人は傷害罪だった。窃盗罪は21人で、合計38人が今月の20日までに逮捕された。

最後に、前出の署長は、
「私達は一生懸命に職務に励んでいます。犯罪が起こらないようにすることが大事なので、パトロールや職務質問や警官の配備などで犯罪防止に努めています」と話した。
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【写真特集】トイレの世界旅行

資料:El País 2014年12月23日
http://elviajero.elpais.com/elviajero/2014/12/03/album/1417632078_336382.html#1417632078_336382_1417632343

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王様用
イギリスのエドワード七世(在位1901年-1910年)が使用していた便器
撮影: LUCINDA LAMBTON

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1000年の変遷
ベネチアでの建材展覧会にて。ローマ時代から現代までの移り変わりが展示されている。
撮影: NICO SAIEH

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雪の中
写真はカナダのスキー場の公衆トイレ。
撮影: RYAN CREARY

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庭の片隅
ビル・ブライソンの著書「私の家」によれば、最初の水槽付きトイレは1597年にジョン・ハリントンが発明したと記されている。写真はオーストラリアの典型的なトイレ。
撮影: GORDON SCAMMELL

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ユーモア
インドのレストランにて。
撮影: JIM ZUCKERMAN

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公衆トイレ
中国にて 撮影: M. Á. M.

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極限まで共に
宇宙飛行士が重力ゼロの時に使用する
撮影: ROGER RESSMEYER

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凍えないようにね
カナダのブリティッシュ・コロンビア州の森の中にポツンと立つトイレ
撮影: MARK UNRAU

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ちょっと休憩
ビル・ブライソンによると、イギリスでは長い間トイレはプライベートな空間という認識がなかったという。写真はアイスランドへの道中に見つけたシャワー付きトイレ。
撮影: MICHAEL THORNTON

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仏教様式
19世紀半ばにはロンドンには20万の公衆トイレが設置されていたという。写真はインドのカチェニラ山の寺の近くにて。
撮影: ALISON WRIGHT

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レム・コールハースのトイレ
「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞を受賞したレム・コールハースがデザインした公衆トイレ。オランダの学生の街にて。
撮影: 不明

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カラフル
ロンドンのおもちゃのデパートのトイレ。
撮影: ROBERT NEWALD

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赤いカーテンの一角
アムステルダムにて。
撮影: AMANDA HALL

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世界最高峰
海抜4400mのホイットニー山(カリフォルニア)の頂上のトイレ。
撮影: TONY ROWELL

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どなたもどうぞ
衛生的なトイレを使えない環境下の人口は世界に25億人。
写真はビルとメリンダゲイツ財団が開催した便器発明コンクールで2012年の大賞作品。太陽光発電による水洗トイレ。
撮影: 不明













香港の住宅難民たち

資料: BBC 2014年12月9日
http://www.bbc.co.uk/mundo/noticias/2014/12/141208_economia_hong_kong_pobres_azoteas_ch

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貧民街での屋上に建てる住宅やペントハウスは香港では違法建築物

壁に掛けられた亡き父の写真。
静けさが漂う部屋で、チャンは亡父の写真の上辺りに目を泳がせる。狭い。この狭い場所で台所や浴室、居間を七家族が共用している。

チャンの部屋を出てすぐの廊下からは、広大な香港の街が一望できる。テラスから見るパノラマ。しかし、このパノラマを堪能できるのは貧困層の人達だけだ。

香港でビルの屋上に住む人達はチャンと隣人達だけではない。他にも何千人という人々が、高いアパートの家賃を払えないため、このような古いビルの屋上に住んでいる。

安いトタンと木材でできた荒屋。内部はそれぞれがプライバシーを守るために仕切りられている。夏は息をするのも苦しいほど暑く、冬は正に酷寒だ。

屋上の住居

香港は、世界で最も不動産が高いというデータがある。その真偽はともかくとしても2009年と比較すると、住宅不動産は2倍以上も上がっている。不動産価格上昇に歯止めをかける対策も虚しく、価格は今後も上昇するだろう、との見方をする専門家もいる。

いわゆるドヤ街のシャン・シュン・ポー(コウローン区)のビルは互いの建物の隙間が狭く、鉛筆ビルがひしめき合っている。ビル下を行き交う人々の多くは、何千人もがビルの屋上で劣悪な環境に耐えながら生活していることを知らない。

チャンの家から何区画か先に、貧困層や住居難民を支援するNPO法人がある。
Society for Community Organizationで2年ほど働いた経験のあるナタリー・ヤウに話を聞いた。ナタリー曰く「政府の救済政策は不十分」。

「香港は本当に裕福な街なのですが、住宅政策はよくありません。悪い環境で暮らさざるを得ないのは、政策が悪いからです。
政府が供給する貧困家庭向けの公共住宅の戸数は毎回減ってきています。なので、空室待ちの人が大勢いる状況です」

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チャン・ピウは58歳。公共住宅の空きを待ち続けて2年になる。


ピークからの眺望

屋上から下を見下ろす景色はなんとも素晴らしい。

しかし貧困は香港では深刻な社会問題だ。
そして手頃な値段の住宅がない事も、貧しい人達を更に過酷な状況に追いやっている。

中年すぎの男女が大量のゴミの山を漁る光景はここでは珍しくない。彼らは段ボール箱などを台車に積んで持っていく。家でリサイクル利用したり、販売用の野菜や果物を入れたりするのに使う。道端に座って早朝まで売る。そして収入の殆どが家賃として消えてゆく。

香港で最も不動産が高いピークでは、人々の生活様式は他と比べてかなり違っている。ピークでの一軒辺りの住宅価格の相場は3,000万ドルから1億2,500万ドル(US)だが、数百万ドルで取引されているアパートなどもある。

不動産会社のSavillsのアジア太平洋地域調査部のシモン・スミス部長は、香港のインフレには多くの原因があるといい、一つ一つ挙げて説明をしてくれた。

「香港ドルは米ドルと連動していることからアメリカのFRBが定める金利に準じています。ご存知のように超低金利の状態が続いていますが、これが香港での通貨価値を低くしており銀行融資は非常に受けやすくなっています」

更にこう続ける。
「量的緩和も原因の一つです。アメリカや日本、中国だけの話ではありません。
地域市場に注目してみますと、過去数年の住宅供給不足は膨大でした。
前政権では、新たな物件を市場に投入できませんでしたが、現政府はなんとか解消しようと努力しています。とは言いましても、焼け石に水のようなもので、一気に解消できるものではありませんが」

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部屋の隅がチャンの寝床。


「家」に住みたい

シャン・シュン・ポーからチャンの家に戻る。チャンが廊下をウロウロしている。浴室を使いたいのだ。浴室にはシャワーもある。シャワーも共用だ。

チャンは通貨政策の仕組みはよくわかっていない。ただ一つわかっていることは「我が家」と呼べる場所を待ち続けていることだ。

「2年、公共住宅の空き室を待ちました」と、チャンが言った。
「でも政府は口先だけ。十分な土地がないのです」

チャンが近い将来家を手に入れる可能性はとても低い。一般家庭が住宅に入れるには平均で4年かかるからだ。これはチャンだけの問題ではない。
安定した職に就けなければ、更に狭く、街の景色などが見えない部屋に追いやられることになるのだ。

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チャンの住む家の入り口。ここに七家族が住んでいる。

臓器売買市場の裏事情 フィリピン

資料: rtve(スペイン) 2014年10月31日
http://www.rtve.es/television/20141031/documentos-tv-historias-del-trafico-organos/1039836.shtml

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フィリピンでは腎臓を売る方が一、二年分の収入よりも大きい金額が手に入る。

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腎臓病患者の多くはドナーが現れるのを何年も待ち続ける。しかしドナーを見つけることは非常に稀。

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患者の絶望感と不法ドナーで売買業者は甘い汁を吸う

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不法臓器移植手術をするクリニック
上記四点の写真は全てhttp://www.rtve.es/television/20141031/documentos-tv-historias-del-trafico-organos/1039836.shtmlより



「この国でドナーがすぐに見つからなければ、お金を払って誰かから腎臓を買うことにするか、死を選ぶかを決断しなければいけない」
と、人工透析を受けているアメリカ人男性は絶望的な口調でつぶやいた。

カナダで制作されたこのドキュメンタリー番組では、腎臓病で苦悩する患者達の証言を絡めながら「最貧困層の絶望」と「欲深い臓器売買業者」の構図が映し出されている。


貧困と腎臓

闇市場では、殆どの臓器の需要と供給が存在する。角膜や卵子、皮膚などの体の組織まで買い求める人とそれを売りたい人がいる。
しかし、需要が高いのは臓器。臓器の中でも腎臓が一番需要があることは間違いない。

貧困から抜け出すために、この違法業者に自分の腎臓を売りにやってくる人たちは後を絶たない。

需給のバランスでいうと、需要の方が供給数よりも圧倒的に多い。
主に先進国の患者が、ノートパソコンの値段と引き換えに腎臓を売ってくれるドナーを求めてやって来る。


臓器売買市場での大きなポテンシャル

彼らドナー達は制度が整っていないがための被害者であり、臓器売買の大きなポテンシャルでもある。
あるフィリピン人の若者は
「一週間の収入は、少ない時で1.8€*」
と、カメラに向かって告白した。家族を養うために腎臓を売ることにしたのだという。

腎臓を売って一、二年分の収入よりも大きい金額が手に入ると聞けば、簡単に釣られる。


患者達の絶望感

一方、腎臓病患者たちの方は、腎臓のドナーが現れることを切望しながら年月を過ごすものの、ドナーは見つかることは殆どない。
健康な体に戻ることを選択した場合、闇市場で腎臓を買う以外に道がない。そこには美味しい金額で違法な手術をする外科医も泌尿器科医もいる。

「お金を出して腎臓を買うことが悪いことだと思ったことはありません。家族間での腎臓の提供は随分見てきましたから」とはシャピラ医師のコメント。

シャピラ医師は「これまで850人の不法臓器移植手術を手がけた」と、誇らしげに語った。

*1.8€は265円(2014年12月16日現在)

殉死の不安を訴える警察官達 ブラジル

資料:EFE 12月14日
http://www.efe.com/efe/noticias/america/sociedad/policias-rio-janeiro-protestan-por-propia-inseguridad/2/13/2490861

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写真: 貧民街や郊外での犯罪撲滅運動で知られるNGO法人のリオ・デパスが、今月9日にコパカバーナ・ビーチに152本の十字架を立てた。
この数字は昨年と今年の殉死警察官の人数。(EFE)


リオ・デ・ジャネイロ市内での警察官の殉死は、今年に入ってから80人に達した。

公務執行中の犯罪に巻き込まれて殉職した警察官の家族や現役警察官らが総勢何十人もが集結して、今日市内のコパカバーナ・ビーチでデモ活動を行い、死と隣り合わせの職務環境に対する不安を訴えた。

コパカバーナ・ビーチは大勢の観光客が訪れる場所。今日のデモ参加者たちはビーチに80本の十字架を立てた。十字架にはそれぞれ殉死した警察官の写真が貼られていた。

三日間でワクチン業務従事者が三人殺害 パキスタン

資料:El Mundo (スペイン) 2014年12月9日
http://www.elmundo.es/internacional/2014/12/09/5486d01b268e3e3f2f8b457f.html

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写真: ワクチン接種中の医療従事者と子供、そして彼らを守る警護達(EFE)

パキスタン東部のパンジャブ州における「ポリオ撲滅事業」でワクチン接種業務に当たっていた人達が、反ワクチン勢力の襲撃により殺害された。日曜に警護の警察官が二人、そして火曜には一人が銃で撃たれた。地方紙のDawn紙は
「日曜にはカイバル・ パクトゥンクワ州(パキスタン北東部)で、警護の警察官二人が銃撃の犠牲となった」と報道している。

この三日間でワクチン接種業務従事者らに対して二回に及ぶ襲撃で三人が殺害されてしまった。

三人目の犠牲者のモハメッド・カムランはサルファラース・バクシ小学校の教諭だった。酷い銃創のため、収容先の病院で息を引き取った(病院のスポークスマン談)。

同スポークスマンによると、ファイサラーバードにバイクに乗って現れた二人の男が銃で襲撃。現場にいた人達は、彼らが到着した時、政府が派遣した警護隊なのかと勘違いした。

同州の首都、ペシャワールはポリオの流行地として有名で、国内でもとりわけポリオ感染者が多い。パキスタンでは今年だけでも257人のポリオ感染者が報告されている(資料:WHO)。
昨年の93人の三倍に跳ね上がった。
これまでの感染者数が最大だった2000年の199人を大きく上回って、史上最悪を更新。パキスタンはポリオ感染者数では世界最多の国となった。

パキスタンではワクチン接種業務従事者に対する襲撃と過激派グループのメンバーが偽装して警護班に潜り込むことが常態化しており、それがワクチン業務拡大の最大の足かせになっている。

タリバンはワクチン接種の中止を常に要求しているわけではないものの、タリバンを支持するグループがたびたび武装襲撃を起こしている。ワクチン従事者に対する武力攻撃は2012年に始まった。

また、過激派グループは
「ポリオワクチンはイスラム教徒を不妊化させる陰謀で、ワクチン接種従事者にCIAのスパイを潜り込ませている」 と主張している。

現在パキスタンで流行中のポリオはシリアやイスラエル、パレスチナ、エジプトなどと同じ野生株であると、WHOは発表している。

娼婦をしていた過去を元交際相手に暴かれたモデルが自殺 イギリス

資料: publimero (チリ) 2014年12月12日
http://www.publimetro.cl/nota/mundo/modelo-se-suicido-luego-de-que-su-ex-revelo-que-trabajaba-como-prostituta/oEpnlk!cx_gfQrMO7_2bbE07H569w/

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写真: 自殺したラウラ・パホモヴァと投身自殺現場のホテル
http://nra.lv/pasaule/80815-lielbritanija-no-balkona-izkrit-un-nositas-latviesu-modele.htm

ラトビア人のモデル、ラウラ・パホモヴァ(23歳)がマンチェスターのホテルから身を投げて生命を絶った。ラウラはかつて交際していた元彼から脅迫を受けて追い詰められていたことから、悲観して自殺したと見られている。

元彼で顧客だった人物はマーティン・リレイという。大学に通っていたと思っていたラウラの家族に、実は高級娼婦をしていたことをバラしたのだ。
マーティンがラウラの父親に送ったテキストメッセージの締めくくりの文は
「流石、貴方の娘さんだけあって素晴らしい」。
このようなメッセージをラウラの他の家族にも送っていた。

自殺を図ったホテルで発見された複数の遺書には、家族への謝罪と元彼を非難する内容が書かれていた。
マーティンは容疑者として検挙されたものの、証拠不十分として釈放された。
イギリスの新聞Metro紙には「ラウラはマーティンが『脅迫男』であることに気づいた」と書いてある。

マーティンは、以前にも別の高級娼婦に対しても脅迫をした前科がある。そのためマンチェスターのナイジェル・ミドウズ法医師はマーティンに出頭を求めたものの、出頭しなかった。

亡くなったラウラは工場で働くためにイギリスに渡航した。高級娼婦として働いていた2011年にマーティンと知り合い、私生活でも親密な関係となった。
ラウラと親しかった友人も、マーティンはラウラ以外の複数のモデルを脅迫していた事を証言している。

リモコン操作の潜水艦を押収 コロンビア

資料:El Herald(ホンジュラス) 2014年12月4日
http://www.elheraldo.hn/mundo/773937-217/hallan-submarino-que-opera-a-control-remoto

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写真:El Herald より


コロンビア海軍が犯罪組織「ロス・ラストロッホス」の潜水艦を押収したと発表した。潜水艦は太平洋のコロンビア海域で発見された。
この潜水艦はリモートコントロールで遠隔操作ができる仕様で、最大200kgの薬物が積載可能。

The Associated Pressは電話インタビューに応じたカルロス・マリオ・ディアス海軍大佐から潜水艦は
「ボゴタ(首都)から約365km西側のチョコ県リトラル・デ・サン・サン・ホアン市ので押収された」とコメントを得た。

押収作業中の逮捕者はなかった。

ディアス大佐によれば「麻薬組織は魚雷のような武器を作った。サイズは長さ4m幅2m。内部に200kg程度のコカインを詰め込める事が出来る」という。

この押収で特筆するとしたら、燃料かバッテリーによる推力とリモコンによる遠隔操作が可能だということだ。
このタイプのものがコロンビア海域で押収されたのは初めてだという。

大佐は、この潜水艦は「中米諸国の沿岸まで行ける能力がある。中米を経由してアメリカに行く予定だったのではないか」と話した。

増加する子供たちの家庭内暴力 スペイン

資料:El Mundo 2014年12月5日
http://www.elmundo.es/espana/2014/12/05/5480ab59268e3ec9578b4578.html
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写真:R少年。Sergio González Valero撮影

2013年に子供の家庭内暴力被害を保護者が裁判所に通報した件数は9,000に上った。一年間だけでこの数字だ。親子間の対立が原因で家出をしたり、親から家を追い出された若者たちは13,000人と見られている。
専門家はこの現象を「この頃の暴力」と呼ぶと同時に、青少年を不健全な環境から守る対策が欠如していることを嘆いている。

本紙は、二人の少年にインタビューをした。

H少年の場合

15歳の時、僕は怒りの塊だった。
包丁を片手に僕の父親を追い回した。
殺されると思って、自分の部屋に飛んで逃げ込んだよ。


一体、どのようにして家族との「思い出のアルバム」が引き裂かれることになったのか。
実際に会ってみると、想像されがちな、所謂扱いが難しそうな少年ではない。
いつの日か、再び家族から温かく迎えられる日が来るだろう。

Hは17歳。将来はブローカーになりたいという。彼は
「父親を追いかけた時の、あの目が忘れられない。恐怖よりも悲しそうな目をしていた」

母親に向かってこう怒鳴ったんだ。「生きたままぶった斬ってやる」って。

インタビューの最中は50センチほどの距離をあけていたが、この少年が母親が泣くまで足で蹴りあげたことなど、誰も想像がつかないだろう。
窓やドアを壊してソファを外に放り出したり、まるで西部劇のようにテーブルを真っ二つに割ったりするような、家庭内暴力を振るう少年には到底見えないのだ。

少年の教育履歴を見る限り、ぶった斬るだとか殺すだとかおよそ人を脅すような人間とは誰も思わないだろう。ましてやミンチにしてやるなど、まるでハンニバル・レクターまがいのことを言うとは。

何かが間違っている。

「ある日、包丁を持って父親を追いかけたんだ。カッコいいとかいうんじゃなくて僕の上に立つ奴を消したかったんだ。

15になった時、僕自身は怒りの塊だった。
父親は殺されると思って、慌てて自分の部屋に逃げ込んだ。あっちはドアを閉めようとするけど、僕は閉めさせないように抵抗した。あの時の顔、今でも覚えてる。あの目も。怖いっていうよりも残念そうな、悲しい目をしてた」

Hはタラゴナの出身。まだ17歳なのに71年の人生を歩んだかのようだ。
家庭内で問題を起こす少年用施設には10月に入所した。今はそこで彼を苦しめ続けてきた「怒り」を癒している。

エンジニアの父親と看護助手の母親の元で育ったHは13歳までごく普通の子供だった。仲の良い家族で、Hは学校の成績も優秀。幸せな幼少期を過ごした。

他にも「この売女!」と罵声を浴びせたこともある。思春期にハッシシを使用したこともある。

- 将来のことは考えてる?

- ブローカーになりたい。


Hは家にいた時は拳で家中を叩きつけていた。暴れて家中の家具を壊しまくっていたのはつい3ヶ月前のこと。しかし、本人の話ぶりを聞いていると、まるで遠い昔のことのように思える。

継父母とは挨拶のキスを交わすものの、相手の目はほとんど見ない。会話の間は腕組を外さない。彼自身の態度が全てを物語っている。

「中2の時に悪い仲間とつるむようになって、それから大麻を始めたんだ。最初の頃は週末だけだったんだけど、段々頻繁になってしまって。週中でも吸うようになって、終いにはいつも吸ってるようになってしまった。

一日に10本は吸ってたかな。サッカーをやりに行く。じゃあその前に一服。自転車で出かける時は大麻を持っていく。登校する時は、校門をくぐる前に一服するっていう感じ。

「親からどんな目で見られようが、吸ってることを知られていようが、別にどうでも良かった。家に着くと自分の部屋に直行してすぐにベッドに潜り込んでた。親は知ってたと思うよ。当然だよ。小遣い減らされたし」

「だから、ハッシシを買う金を自分で稼ぎ始めたんだ。学校とかで大麻の売人したり。市内だけじゃなくて県内を駆け回って売ってたよ。
大麻は友達が持ってたんで、それを僕が客に売るんだよ。20ユーロ分売れれば売上金はネコババしちゃってさ。友達には『サツに見つかって取り上げられた』って言い訳してた」

「盗みもしてたよ。人んちの車庫に入って自転車盗んだりとか。家にある金目のものも。
親のタブレットも盗った。あとは包丁の研磨器とかテーブル用品だったりテニスのラケットも持って行ったこともある。

それで、カウンセリングに連れてかれた。
お前の問題をどうにかしないと、って言うんだ。
でもさ、車を修理屋に持って行って直すのとはわけが違うんだよね。僕の親だって、僕の問題の一部なのに。

ハッパが切れると、イライラしてキレまくってた。
家に帰るのがいつもよりも15分遅いだけで、「もうやめてくれ」って言いたくなるほど問い詰められてた。
ある日「畜生!お前ら、殺すぞ!」ってブチ切れて、ナイフを掴んで母親を捕まえようとしたんだ。

喋っているかと思うと、突然沈黙する。

まるで、話している最中に「喋ってはいけない、話してはいけない」と、我に返るかのように。
そういう時は、いつも「まあ、そういうことさ」という台詞で締めくくる。

「父親のことは腕を叩いた。殴りすぎて黒痣ができるまで。まあ、そういうことさ」

「母親には足で蹴りだよ。泣くこともあった。ベッドの上で。このクズ、なんで泣くんだよ!って。まあ、そういうことさ。

「母親の方は、僕の目を覚まさせて高校に行かせたかったみたい。僕のためになるから、って思ってね。そしたら、僕は多分、怒鳴り始めたのかな。
『お前なんか死ねばいいんだ、生きたままぶった斬ってやる』って。まあ、そういうことさ」

少年はあまり詳細を話したがらない。
話すだけで吐き気がするし、他人に知られることが恥ずかしいからだ。
この少年は、もうあの時の少年ではない。もうあの時とは違う少年なのだ。

少年の左足に目が惹きつけられる。ある特定の内容を話すとき、左足が微かに震えているのだ。例えて言うなら、お盆の上に載ったゼリーが揺れるかのような。

両親が少年を施設に入れたのはもう2年前のことだ。治療と保護観察付きで出所してから12ヶ月経ったものの殆ど瞬きがない。今までやってきたことは何だったのか。この夏に全部吸ってしまった。

今の施設にどうやって入ったかというと、大麻を吸って酔ってる時に騙されて連れられてこられて、そのまま入所させられた。
ある日、少年の両親が「マドリッドにいるおばあちゃんが病気だから見舞いに行くよ」と言って車に乗せられた。そのまま車中はずっと眠りっぱなしで、起きた時は人口600人の村のすぐそばの、この施設だった。

「僕は今、頭がスッキリして回転も速くなった。だから過去に自分のしたことで苦しんでる。
父親に暴力をふるってた時の顔が頭から離れないんだ。落ち着いていた姿とかも。僕自身の中で不安のタネになってる。だからここから出たくない。出るのが怖い。
弟が僕と同じようになってしまったら、と思うと怖い。弟も親に対して怒鳴るようになった、って聞いてるんだ」

声を荒げることもなかったH少年はずっと使ってなかった言葉、「どうぞ」と「ありがとう」と言った。
今は通信教育で高校の2年を履修している。屋外で労働し運動もする。さらに読書を楽しむまでに回復した。今読んでいる本は『沈黙の音楽』という題名。


- この本はね、お父さんがいなくなっちゃった男の子の話なんだ。

- へえ、面白い?

- ちょっと変わってるよ。

- どうして?


- だって、この本会話がないんだ





R少年の場合


「ガラスで自分を傷つけた」

Rはまだ未成年。施設には夏に入所した。
Rの母親に乳癌が見つかった。R自身の中には別の"腫瘍"が巣食っていた。
きっかけはインターネットのルーターだった。母親がうっかりルーターの線を外してしまい、それを責めたてた。

- そんなに大事なことだったの?

- 僕にとってはね。ネットの接続が切れるなんて、ものすごくイラついくよ。貴方にはわからないだろうけどね。
部屋のドアを思いっきり叩いたり、物も壊しながら「このバカ女!元に戻せ!」とか怒鳴った。
あまりにも頭に来たんで、ガラスで手を切った。僕は怒ると電気配線みたいに頭に血が上るんだ。

- ルーターのケーブルって、どこにでもあるケーブルじゃない。


爆発物処理をする時にとても繊細で気を使う作業をするような気持ちで、会話を進めた。Rの心の中はとても複雑にできている。言葉や質問を慎重に選んで爆発させないように。

この少年の父親は職業軍人、母親は薬剤師だった。少年が4歳の時に離婚。両親の離婚はまだ幼かったRの精神状態を不安定にさせた。

「離婚で僕はものすごく傷けられた。最初はなんだかよくわからなかった。どうして親が一緒にいないのかが。
人を信用しなくなったのはあの時からだと思ってる。他人だけじゃない。自分のことも母親のことも信用してない。僕の母親は父親に対する怒りを溜め込んでたし、僕は僕で母親に対しての怒りが溜まり始めたんだ」

5回転校したことについて話を聞かせてもらいたい、何も言わないから。

「麻薬を始めたのは13の時だったと思う。僕の中は掃き溜めのような感じで、何もやる気が出てこないんだ。だから悪いことをしても、それを正当化する言い訳をいつも探してた。

学校で吸ってるのが2回見つかって退学させられた。一度、母親に20回分のハッシシを見つけられたことがある。重さは4gくらい。僕の机の上に空の袋を置かれたんだよ。14のときはもうかなり暴力を振るってたね。母親のことは完全に嫌ってたし。
母親のする事なす事みんな反吐が出たよ。言うことから性格も着るものも話し方も。本当に何から何まで嫌いだった。

R少年は、世界で一番天使のような顔しているのではないか。その瞳はビリー・ザ・キッドに出てくるキャラクターのようだ。完璧な歯並び。映画俳優のように整った笑顔。共感ができて親切。長身で金髪、まるで広告ポスターから抜け出てきたモデルのようだ。そして、今時の17歳の乱れたスペイン語を話さない。綺麗で完璧な発音だ。

- この週末、母親と話をしたんだ。

- うん。どうだった?

- だんだん良くなってるよ。僕の中で色々なことが解決できてきてるんだと思う。


以前は話すらしなかった。
インターフォンを拳で叩いた時、手の骨が割れてしまった。その手は、今では握手もできるようになった。

「ストレスが溜まりすぎていた。家に帰って母親がいるとウンザリだよ。僕の後をついてまわるんだから。それでルーターの事件が起きたんだ。血まみれの僕を外に放り出したんだ。警察が来て、興奮してる僕を落ち着かせてくれた。そのあとニーニョ・ヘスス病院ていう精神病院に連れてかれて、僕の今までの人生を聞かせてくれって言われた」

Rの母親も父親も知らん顔。父親が引き取った兄弟2人とは、2回しか会ったことがない。
しかし、Rはブロックノートを一枚一枚めくると気持ちが和らぐかのように、私たち記者には「告白」をしてくれた。

平均的な少年たちが初めてディスコに行くようになる年には、RはすでにハッシシだけではなくMDMAやヘロインも使用していた。

「あの頃は喋るのがひどく億劫だった。母親から何かにつけて叱られてた。僕は怒りがただ溜まって行くだけ。よく『そういう態度はやめなさい』って言われてた。
僕の横に座って、一体どうしたんだ、お前が心配だ、って。なるべくそういうシチュエーションにならないようにはしてたんだけど。あの頃、僕は殆ど何も見えていなかったから。
え?なんて答えたか?『このバカ女』って言ったよ」

- 君の話はすごくわかりやすいよ。

- 本当?そんなこと言われたの初めてだ。



部屋の真ん中には伝説のピンボールがある。薄暗い午後にはそれを灯す。
今のRには母親と一緒に暮らす青写真がある。思い描く将来は薬物のない生活、頭の中が泡立った状態で無い、すっきりとした思考。

インタビューの間、3回は「ここを出たら」を枕詞に話しを始めた。そういう時は、彼の話にただ耳を傾けて、好きなだけ喋ってもらった。
今日は少し喉の調子が良くないという。でも話したい。
「話すと喉が痛いんだけど」といって、唾を飲み込んだ。

「考えたんだ。こういう親子の問題について。誰も悪くない。いつも『コミュニケーションが足りないからだ』って言われるけど。でも、解決はできるよ」

片付けをする。
ベッドメイキングをする。
ゆっくりと背筋を伸ばして歩く。
人の話に耳を傾ける。
意味のある内容を話す。

「土曜に母親と話したんだ。手術の前だったから『頑張って』って励ました。
生まれて初めて僕の口から思いやりの言葉を言われたから、もの凄く喜んでた。すぐに感動するんだよ。それでね、なんて言ったと思う?『これで何もかも変わってくれれば。私とRの2人が元気でいられればそれでいい』って言ったんだよ」

次の週末も母親は息子を訪ねてきた。その次も、その次の週末も。そして今では毎週末面会にやってきている。
情報処理技術者になりたい、という将来の夢もR自身の口から母親に話している。
「お互いのコミュニケーションが足りなかった」ことから「地に足がついた状態ではなかった」。それがルーター事件の引き金になった。

母親の乳房がなくなっていることは、少年も服の上から見るだけで気づいていた。でも、ハートは決して失われることはない。

この記事は、マドリッドのレクラ・ギンソ・デ・タッホ施設の入所者とのインタビューに基づく。

1098丁の銃が自主返納 ベネズエラ

資料: EFE 2014年12月6日
http://www.efe.com/efe/noticias/america/portada/mas-mil-armas-han-sido-entregadas-venezuela-cambio-incentivos/2/64/2483208

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写真:中央がカルメン・メネンデス内務大臣 (EFE)

ベネズエラ政府は2ヶ月以上前から「銃の自主返納インセンティブ・キャンペーン」を実施している。

指定の施設に銃を持参して自主返納をすると、交換商品として洗濯機や食料品、エアコン、勉学のための奨学金などが獲得できる仕組みだ。

今回、21人の自主返納者に交換商品の洗濯機やエアコンを授与する式典に出席したカルメン・メネンデス内務大臣がマスコミに対して
「今日現在まで1098丁の銃が自主返納され、没収数は13,000丁を超えた」と発表した。

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楽天ブログから引っ越してきました。10/13の記事は全て2011年に投稿したものです。
できるだけ日本語や英語で紹介されないような、マイナーな記事を選んでいます。たまに日本の記事をスペイン語に訳して紹介することもあるかもしれません。
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